行橋市:今井祇園行事

九州における祇園祭の原型を留めた夏の祭礼で、高さ約15m豊前地方最大の幟山が巡行する「山」の行事、長句(五・七・五)と短句(七・七)を交互に詠み連ね神仏に奉納する「奉納連歌」、祭神の八王子の神童に見立てた稚児を、若者の肩に乗せ祓川を川渡りし、須佐神社へ社参して、御幣と花傘の心花を神殿に奉納する「八ツ撥奉納」の3つの行事が柱となっています。
奉納連歌は室町時代の享禄3(1530)年に始まりとされ、一般に我が国で連歌が廃たれた明治時代以降にも継承され、今では全国でここにしか残っていない、文芸的価値の高い行事です。(県指定無形民俗文化財)