田川市:小督局供養塔(こごうのつぼねくようとう)

平家物語にも登場する悲劇の女性、小督局の墓と伝えられる七重の塔です。
かつて小督局は、高倉天皇からの寵愛を受けていましたが、当時の権力者である平清盛の恨みをかい、宮中を追われる身となってしまいます。しばらく嵯峨野に身を潜めていましたが、身の危険を感じ大宰府へ逃げる途中に成道寺に逗留します。しかし、慣れない旅の疲れと心労から、25歳の若さでこの世を去りました。
この七重の塔は、小督を哀れんだ当時の郡司によって建立されたものだと伝えられています。
所在地:福岡県田川市白鳥町10−21
