須惠町:須恵焼

須恵焼は、江戸時代の宝暦14年(1764年)、肥前陶磁の影響を受け始まり、明治35年(1902年)頃まで約140年に渡って焼かれた磁器で、福岡藩に所属する新藤安平という武士が創始者と言われています。
新藤は藩の鉱山関係の仕事をしていた際、須恵で焼物に適した土を発見しました。この土で作った焼物ならば藩の名産品となり、お世話になった殿様に恩返しができると考え須恵焼を始めました。
始まりは一人でしたが、やがて福岡藩の藩窯となり、須恵皿山役所が設置されることとなりました。幕末期には藩の殖産興業に取り上げられ、品質の高い製品が全国に流通しました。 明治期に焼かれた金錆焼は海外にまで輸出されています。 実際に焼かれた窯跡は現存しており、県内で最大規模を誇ります。
所在地:須恵町上須恵
お問い合わせ:社会教育課
TEL:092-934-0030